現在の事務職の仕事につくまで紆余曲折。
長く勤めた会社を辞め、転職した先を短期離職。そのあとは「フリーター」と「無職」を経験しました。
転職先で勤めながら地方都市へ移住しようと思ったところ、思いもよらず短期離職をすることになり、ひとまず次の仕事が決まるまでアルバイトをすることにしました。
そんなこんなでアルバイトをかけもちし『フリーター生活』を送っていました。
ひょんなことから無職になった人、フリーターでアルバイト先を考えている人向けに、どこで働くか迷っている人向けに、今回はこのフリーター期間にしたアルバイト2つのレビューを書きたいと思います。
・フリーターしている人
・無職になってお仕事探し中な人(アルバイト限定)
・30代のアルバイト探し
目次
アルバイトその1ー結婚式場アルバイト・バンケットスタッフ
「バンケットスタッフ」の仕事内容
仕事内容は主に「バンケットスタッフ」と呼ばれる業務です。バンケスタッフの仕事は主にこんなかんじでした。
- 披露宴会場のセット、片付け
- 料理やドリンクのサーブ
- ドアマン
- ご案内(お手洗いや別施設)など
「バンケットスタッフ」を選んだ理由
仕事人生のうち1回は経験してみたい・・・と思った仕事が「ブライダル」のお仕事でした。
また、結婚式を平日に挙げる人は稀で、ほとんどは土日に挙げられます。土日祝でまとまったシフトで入れるという点でも魅力に感じました。
実際に働いてみて…
同時期にアルバイトではいった10名のうち私は「最年長」でした。想像はしていたものの、入ってみたところ10代~20代が多かったです。
とにかく「テキパキ」とスピード感と、先を読んで行動することや、気遣い、そして周りの人の行動をみながら動く「チームプレー」が求められる仕事でした。気も頭も使う仕事だなあと感じましたが、披露宴が終わったときはとても達成感があります。
そんな「バンケットスタッフ」のお仕事ですが、アラサー的感想としては、こんなメリットとデメリットをかんじました。
結婚式場で働いてみてかんじた「メリット」とは
「1日」単位でまとまったシフトを組める
結婚式は挙式〜披露宴を通して、事前準備なども含めると平均5〜8時間のため、まとまったシフトに入ることができます。
気配りができる人が多い
気配りもすばらしく仕事にひたむきな人が多い現場でした。チームプレーが必要な仕事であり、「気配り」があり「察して」動ける人が多い印象です。そういう人から、「接客」に必要なことを沢山学ぶことができます。
達成感がある
1つの挙式〜披露宴を実施するのに、プランナーやデシャップ(料理の提供やオーダーの管理)、受付、シェフ、司会、音響、そしてバンケスタッフ等多くの役割が存在します。それぞれの役割をみんなが遂行して、チームプレーで無事に披露宴を終えたときには、多数アルバイトの1スタッフだとしてもとても達成感を感じます。
自分の結婚式の参考になる
「衣装」や「装花」「ペーパーアイテム」「音楽」等々、さまざまなアイテムに新郎新婦それぞれ独自のこだわりがつまっているので、自分の結婚式の参考にすることができます。 ゲストとして招待を受けることはあったとしても、「数多く」の披露宴を見れるのはこの仕事ならではです。
きれいで非日常的空間で働ける
結婚式(挙式・披露宴)の平均総額292万3000円(注1)と言われているそうです。それだけの金額に見合う空間と料理、おもてなし、それに相応しい会場の演出が必要です。非日常的で綺麗な会場。その空間で働けるというだけでも「おいしい」アルバイトです。
参考:(注1)ゼクシィ プレ花嫁のための ウェディング基礎知識ー結婚式のお金っていくらかかるの?気になる費用の基礎知識ー https://zexy.net/navi/hirouen/manual31.html(2023.1.9)
一方で結婚式場で働いてみてわかった「デメリット」とは
覚えることが多い
ブライダル用語や会場のセッティング、ドリンクの作り方、料理の名前、進行について等々、とにかく覚えることが多いです。披露宴はある程度の「型」はあるものの、十人十色の披露宴の演出があるので、進行は必ずしも毎回同じではありません。毎回ミーティングでその日のタイムテーブルや料理、ドリンクメニューを確認します。アルバイトの人が触れる業務はその一部だとしても、とにかく情報量が多いです。
長時間拘束のため、足が死ぬ
アラサーの体力を奪う(笑)体力のポテンシャルがもともとないのでさらに大変です。女性はパンプスをはきますが、履きなれていないと足が死にます。1日に2~3件の披露宴にはいるときには8~10時間の長丁場になりますので、休憩以外は立ちっぱなし歩きっぱなしであることが多いです。また、料理やドリンクを複数持つことがあったり、椅子や机の移動等で筋力を必要とするシーンもあります。普段運動をしない体力がない人には、厳しい業務かもしれません。
実際、私は普段運動をしないタイプなので、体力はありませんでしたが、どうにか気力で乗り越えました。
「一生に一度」の結婚式へのプレッシャー
新郎新婦にとっての結婚式は「一生に一度」。ご夫婦とプランナーさん、デシャップ(披露宴のリーダー)、シェフ等々1つの式を作るのにいろんな人が関わって、いろんな人の想いがつまっているものになります。「へましちゃいかん!!!(心の中)」のプレッシャーが少なからずありました。
アルバイトその2:飲食チェーン店のホール
某寿司チェーン店でホールスタッフ(接客や片付け等)として働きました。
飲食チェーン店を選んだ理由
働くきっかけは「(シフトの)融通が利きそう」だったからです。曜日・時間固定でシフトが組め、2~3時間という短い時間でも希望を出せるのはとてもいいなと思いました。
そんな寿司チェーンの仕事では、こんなメリットとデメリットをかんじました。
寿司チェーン店のホールで働いてみてかんじた「メリット」
従業員割引がある
割引適用に関するルールは設けられていましたが、ルールに沿って制度をつかえば一般の方より安く食べることができました。
単調でシンプルな業務のため、仕事を覚えやすい
ほとんどの業務がマニュアル化されています。「お客様のご案内」や「ドリンク」「片付け」など役割が明確であるので、1日働けば大体の業務は覚えられ、2日目以降は自主的に動くことができます。
寿司チェーン店のホールで働いてみてわかった「デメリット」
「衛生面」でかなり気を遣う。(手洗いのルールが厳格)
「食中毒」や「ノロウイルス」など、飲食店につきまとう「衛生問題」。店舗として衛生ルールを設けているのは当たり前のことなのですが、
店舗でさまざまな衛生上のルールが設けられてはいるものの、人の口に入るものであるので、自分がその原因になってしまったら・・・と思うことがありました。またルールに従うと、「手洗い」にとても時間をとるので、業務中にトイレに行きづらいといったデメリットも。
暇なときは「雑談」の時間が多い&仕事を探すのに苦労する
決められた業務のため、お客さんが入らないと仕事が発生しない。仕事を探せども探せども・・・ない。といったかんじで仕事を探すのに苦労したことがありました。
シフトが削られやすい
レジや注文がほとんど「人要らず」。お客さんの入りが悪いと、4人シフトに入っていたところが実際2人ほどでできてしまうなんてことも。長時間でシフトに入っている人が優先され、短時間シフトの人が「早上がり」になってシフトが削られることがありました。
シフトが削られて困ったときに
2つのアルバイトを経て、固定シフトであることや、ある程度まとまった給与がはいるのはとてもありがたいなと感じた一方で、「急遽仕事がなくなった」「時間ができた」なんてこともありました。結婚式はリスケやコロナ禍のキャンセル、飲食店ホールは平日シフトでお客さんの入りが悪いと早く切り上げられるなんてことも。
「フリーター」はそんな1日、数時間のシフトがなくなると、単純に収入が減ってしまうというわけです。
そんな「スキマ時間」や「ちょっとしたお小遣い稼ぎ」がしたいときに活用したいときに活用したいのが、明日から1日だけでも働ける「シェアフル」 。メインのバイトのシフトが減った時、いつもの収入にプラスしたいときなどに使えます。
さいごに
ブライダルのアルバイトは、厳しさと達成感がある現場でしたが、学生の頃にブライダルのお仕事を経験していたら、この先どんな仕事にも立ち向かえるんじゃないかというくらい精神的に鍛えられそうなアルバイト先だなと思いました。
また結婚式のマナーや人との接し方など、日常的に生かしやすいことも多いので、そういったことを吸収しやすいのは社会人ならではかなと思います。
限定的ではありますが、30代からでもできたアルバイト2つについて、仕事探しの参考にしてみてください~!
特別でない移住生活を送るアラサーによるブログです。今回は「【移住前のフリーター生活】~何をするか迷っている人向け~30代のアルバイト探し 」についての記事です!